2024年1月号

2024年1月号

特集

言葉の力とは
〜より豊かに変容するツール〜

人の気持ちを乗せて、時代とともに変わっていく言葉。

  • 寺田 理恵子

    大切にしたい、
    心や気持ちを載せる言葉

    元フジテレビアナウンサー・エッセイスト・朗読講師 

    寺田 理恵子

    てらだ りえこ

    テレビ局のアナウンサーとして、日々「言葉」と向き合ってきた寺田理恵子さん。現在は朗読教室を主宰し、日本語のおもしろさを伝えています。正確な日本語を学んできた寺田さんが今、「言葉」について思うこととは……。

  • 金田一 秀穂

    本当に必要なのは、
    話す時の誠実さ

    杏林大学名誉教授

    金田一 秀穂

    きんだいち ひでほ

    日本語学者の金田一秀穂さんは、短縮化傾向にある若い人たちの言葉をコミュニケーションツールとして認める一方、「言葉の力」を過度に期待せず、「発する時の誠実な思いを大切にしましょう」と言います。

  • 坂東 眞理子

    言葉は、人を幸せにも
    不幸にもする

    昭和女子大学総長

    坂東 眞理子

    ばんどう まりこ

    坂東眞理子さんは、最近のネット上での言葉の暴力を憂慮(ゆうりょ)しています。加えて昨今は、書く力・読み解く力ともに、能力のある人とない人との差が大きくなっているとのこと。今、私たちが心がけておきたいこととは……。

  • マイルール

    和食料理人 道場 六三郎

    向上心を失わず
    つねに新しいことに挑み続ける
    道場六三郎さんは、料理対決のテレビ番組「料理の鉄人」で「和の鉄人」として一躍有名になりました。どんなものにも果敢に挑戦する姿勢は、今も昔も変わらないようです。
    伝統的な日本料理の世界に旋風を巻き起こした、道場さんの生き方をうかがいます。

  • 世界に蔓延する陰謀論(下)

    秦 正樹

    昨今、新型コロナウイルスやワクチン、政治や宗教に関連した陰謀論を目にする機会が増えています。陰謀論に染まらないためには何が必要か、また、すでに陰謀論を信じてしまっている人にどう対応すればいいのか。
    陰謀論を研究する政治学者の秦正樹さんに、前号に引き続きお話をうかがいました。

  • スキンシップの重要性

    ~思春期・青年期編~

    岩立 京子

  • 年賀状にまつわる困った!

    にお答えします

    諏内えみ

    今回は、年賀状にまつわるマナーや、昨今の考え方についてお話をいたします。あなたは来年の年賀状、
    どうなさいますか?

  • 芸能とスポーツ

    林望

    もともと素朴な「運動会」的発想で始まったオリンピックを題材に、多様な種目が加わる昨今の現状について著者が自論を語ります。

  • 「グッドナイト・ムーン」

    山下 トシキ

    今年も残すところあと1か月です。みなさんの住む街もクリスマスの華やかな装飾で彩られ始めているのではないでしょうか。
    そこで今回は、この季節にピッタリなハートフル・ムービーをご紹介します。

  • 〝ちょうどいい堕落〟のすすめ

    鎌田 實

    「禁止条項」がとても多い日本の医療において、患者に人生を楽しんでもらうために「ちょうどいい堕落」がもたらす効果について、著者が語ります。

  • 自分らしく、颯爽と10代をかけていく!

    「真面目すぎ」って言われる。それって悪いこと?

    内田 和俊

    「真面目すぎだろ」、「おもしろくない」って友達に言われたことがある。でも真面目ってそんなに格好悪いことだろうか。無理しておちゃらけたほうが、たくさん友達ができて、人付き合いも楽なのかな……。

  • 20代のための特別レッスン

    生き物を拒絶する8000m峰の世界

    竹内 洋岳

    世界にある8000メートルを超える山は14座。竹内洋岳さんは、そのすべてに登頂した国内唯一のプロ登山家です。世界最高峰に挑む登山の魅力やそこから学んだこと、そして次の世代に伝えたいことなど、3回にわたってお話をうかがいます。

  • 日本の「苗字」が表すもの

    文教大学専任講師 中井 治郎

    日本では結婚の際に妻か夫どちらかの姓を選ぶことが定められています。しかし夫の姓を選ぶ夫婦が実に96パーセントに上ります。「残り4パーセントの側として生きるのがどういうことなのか、身をもって体験し考えたかった」という、社会学者の中井治郎さんにお話をうかがいました。

  • 福祉のための空間作り

    山﨑 健太郎

    福祉施設は便利で安全ならよいとは限らず、場合によっては身体機能の衰えが進んでしまう場合もあります。
    「はくすい保育園」やデイサービス「52間(けん)の縁側」、ホスピスや視覚障害者支援施設「ビジョンパーク」など、子どもや高齢者、障害者のための施設を数多く手がける建築家の山﨑健太郎さんに、お話をうかがいました。

  • A Song for You

    「Automatic」――宇多田ヒカル

    スージー鈴木

    鮮烈なデビューから休止を経て、今なお成長しつづけるアーティストとその音楽の魅力を語っていただきます。

  • 部下と上手に

    プライベートな会話をするために

    伊庭 正康

    今回は、部下と自然な流れでプライベートな会話ができるようになるテクニックをご紹介します。

  • タイムスケジュールを見直そう

    ももせ いづみ

    仕事と家事・育児の両立は悩みの種。そこで、1日の予定や行動を書き出して見直してみましょう。
    定期的にふり返ることで、家事の優先順位を付け直したり、何となく過ごしていた無駄な時間に気付いたりと、時間の有効活用に繋がります。

  • 薬剤師 仲上 大貴

    医師が書いた処方せんをもとに薬をそろえてまちがいがないかを調べ、患者さんに薬の飲み方や注意点を指導する仕事です。材料をまぜて薬を作る、薬の調合も行います。
    調剤薬局やドラッグストア、病院のほか、製薬会社にも必要とされている専門職です。

  • しあわせなおやつ時間

    どら焼き

    小林 まさみ

    今回は、市販のあんこを使って作る、食べやすいサイズのどら焼きです。

  • 丸ごと野菜のポトフ

    島本 美由紀

    コトコト煮て味を含ませるポトフをワンタッチで上手に仕上げます。野菜は丸ごとか、大きく切るのがコツ。うまみがたっぷりと味わえて、身も心もほっこり温まります。

  • リップとチークは、双方のバランスを考えて

    新里沙 智子

    メイクの締めである、リップとチークについて、両方でセットとして考える方法を紹介します。

  • ようこそ、名画の物語へ≪新連載≫

    中岡 一貴

    誰もが見たことのある西洋絵画、その背景と美しい作品に触れる楽しさを、多くの美術書の企画・構成を手掛ける中岡一貴さんんい紹介していただきます。

  • 体と心が整うストレッチ

    2種類のストレッチ

    整形外科医 中村 格子

    こりをほぐして心身をリラックスさせ、若々しい体を作るストレッチを、整形外科医の中村格子さんに教えていただきます。まずは基本的なストレッチから紹介します。

  • ときには読書を ≪新連載≫

    作家・書評家 印南 敦史

    『ルヴァンのパン哲学―甲田幹夫―』
    著者が立ち寄ったパン屋から広がった世界を語っていただきます。