2025年6月号

2025年6月号

特集

物語の持つ力

~物語の持つ力~

  • ロバートキャンベルさん

    現在を理解し、
    未来を見据えるための物語

    日本文学研究者

    ロバートキャンベルさん

    物語はいつの時代も途切れることなくさまざまな形で創造され、語り継がれてきました。日本社会における物語はどのような役割を果たしてきたのか、東京大学名誉教授のロバートキャンベルさんにうかがいます。

  • この世を何とか
    生き延びていくために

    マンガ家

    山田 玲司さん

    やまだ れいじ

    物語の中には、虚構でありながら現実の見方を変え、明日を生きる力をくれるものがあります。世の中を生き抜くための処方箋しょほうせんとしての物語の役割について、山田玲司さんにお話をうかがいます。

  • 千野 帽子さん

    人は物語なしには生きられない

    文筆家

    千野 帽子さん

    ちの ぼうし

    人は起こった現象に対して、なぜそれが起こったのか、何の意味があるのかを考えずにはいられません。それが時には思い悩む種になることもあります。そんな思考の癖とどう付き合っていけばいいのか、文筆家の千野帽子さんにうかがいました。

  • 増田 喜昭さん

    物語にある風景や冒険が
    子どもの体験になっていく

    書店店主

    増田 喜昭さん

    ますだ よしあき

    子どもの本専門店を営んで半世紀近く。子どもたちと本との関わりを見つめてきた増田喜昭さんは、「読書は受け身ではなく、能動的なもの」「物語を通して考えることが生きる力になる」と話します。そのために大人は、どう「子どもの読書」に向き合えばいいのでしょう。

  • なぜ冤罪えんざいが起こるのか(上)

    笹倉 香奈

    日本の刑事司法では、長時間の取り調べによる虚偽自白が冤罪の大きな要因となっています。冤罪を防ぐために活動するイノセンス・プロジェクト・ジャパン事務局長の笹倉香奈さんに、冤罪が発生するさまざまな要因と、自白に依存した捜査の危険性について、お話をうかがいます。

  • 田園の居に……

    林 望

    陶淵明の『田園の居に帰る』という文から、かつて夢見た都から帰郷する憧れの思いにふれながら、現代の社会から見えてくる問題点を著者が語ります。

  • しあわせなおやつ時間

    杏仁豆腐あんにんどうふ

    小林 まさみ

    今回は、つるんとした食感、ミルキーなやさしい味がうれしい杏仁豆腐です。

  • ハヤシライス

    島本 美由紀

    野菜ジュースと家によくある身近な調味料で作るなめらかでコクのあるハヤシライスです。玉ねぎと牛肉をじっくり炒めて薄力粉をからめ、とろみを出して口当たりよく仕上げます。

  • しっかりブロック! 紫外線対策

    新里 沙智子

    紫外線の強さも量も増す季節に、紫外線対策の基本アイテムの使い方を紹介します。

  • 中小企業診断士ちゅうしょうきぎょうしんだんし

    松尾 啓子さん

    中小企業診断士とは、わかりやすくいうと「企業のお医者さん」です。こまりごとのある中小企業の相談にのり、その会社の状況に合ったアドバイスをするのが主な仕事です。
    中小企業診断士は国家資格であり、はば広い専門知識が必要とされるものです。資格を活かし独立する人、どこかの会社に勤務しながら別のお仕事として業務をする人など、さまざまな働き方があります。

  • 自分らしく、颯爽と10代をかけていく!

    ネット情報って、何が本当なのかわからない③

    内田 和俊

    ネットやSNSで見かける陰謀論に感化されている友達がいて、その姿を見ていると、とても他人事(ひとごと)とは思えない。地震予知とかの情報も何だか怖い。こういう情報と、どのように付き合っていけばいいのだろう?

  • 物価急上昇社会

    経済評論家 加谷 珪一さん

    昨今、食品価格や電気代などの上昇が止まりません。なぜ急激な値上がりが起きているのでしょうか? 問題の背景と生活防衛策などについて、経済に詳しい加谷珪一さんにお聞きしました。

  • 成功する人には〝言葉〟がある

    鎌田 實

    何を目指すにしても、若い時期から言葉を通じて自分の生き方を練り、考え方を表現する鍛錬が必要と言う著者が、それを生み出すための言葉を持とうと呼びかけます。

  • A Song for You

    「親父の一番長い日」――さだまさし

    スージー鈴木

    曲の長さは、何と12分33秒。この尺の長い曲が息の長い曲となった魅力について、著者が語ります。

  • 自宅でできる抹茶のおもてなし

    一般社団法人日本テーブル茶道協会代表理事 神林 浩子さん

    梅雨でお出かけできないとき、お友達を家に招いてお茶する機会が多くなる人もいらっしゃるのではないでしょうか。「友達が家に来た時、気の利いたおもてなしをしたい」という方におすすめなのが、肩ひじ張らずにテーブルで抹茶をいただく方法です。一般社団法人日本テーブル茶道協会代表理事の神林浩子さんに楽しみ方をうかがいました。

  • 共働きと保育園

    ももせいづみ

    日々忙しく働きながら家事もこなす生活は簡単ではありません。家事の時短は怠慢ではなく、家族との時間を増やしたり、自分のプライベートの充実にも繋(つな)がります。進歩の著(いちじる)しいサービスやグッズの導入を、検討してみてはいかがでしょうか。

  • 家族の認知症を受け止める(上)

    長谷川 洋さん

    認知症研究の第一人者である長谷川和夫さんは、2017年、88歳の時に自ら認知症であることを公表しました。同じく精神科医である長男の長谷川洋さんに、父子の経験を交えながら、認知症との向き合い方についてうかがいます。

  • 体と心が整うストレッチ

    骨盤のゆがみを改善する②

    整形外科医 中村 格子さん

    今回は、骨盤のゆがみを改善するストレッチ第2弾です。

  • これからの「リーダーの役割」

    マネージャー・リーダーのためのチャットGPT活用術

    伊庭 正康

    昨今は、業務量の増加やタスクの複雑化により、「常に忙しい」状態に陥ってしまいがちなマネージャーやリーダーが少なくありません。そんな時、チャットGPTを上手に活用する方法を紹介します。

  • ときには読書を

    『図書館のゆるゆる人生質問箱』(ワニブックス)

    著:北海道 斜里町しゃりちょう立図書館

    作家・書評家 印南敦史

    中高生限定の匿名掲示板を取り上げた著書を紹介します。

  • ようこそ、名画の物語へ

    「聖マタイの召命」ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ

    中岡 一貴

    今回は、絵画の歴史をがらりと変えた画家カラヴァッジオの闇と光の物語です。

  • 「笑い」という感情表現との付き合い方

    佐久間 路子

    幼児期の笑いに見られる、親和性と攻撃性を理解して、どのように付き合っていけばよいのかを著者が語ります。

  • 「ファッション」と「よそおい」の違いとは?

    髙田 将代

    大人の女性にとって、装いとは単なるファッションではなく、自分を表現する大切な手段の一つです。その大切さについて、著者が語ります。

  • ゴジラ「ゴジラ」

    ジャガモンド斉藤

    見ている人があらゆる想像を膨らませられる怪獣について著者が語ります。