2025年8月号

2025年8月号

特集

今、利他的に生きる
ということ

〜自分も人も、幸せに生きるために〜

  • 林家 きく姫さん

    お客様に楽しんでいただくために、
    自分も楽しむことが大切

    落語家

    林家 きく姫さん

    はやしや きくひめ

    お客様を楽しませる芸能の世界は、「自分のため」だけでは通用しません。とはいえ、「お客様のため」だけでも、行き詰ってしまうこともあるはず。落語家の林家きく姫さんに、そのバランスなどについてうかがいました。

  • 山本 真也さん

    動物にみる「利他的行為と思考」とは

    京都大学 人と社会の未来研究員教授

    山本 真也さん

    やまもと しんや

    利他的行動は人間だけでなく、霊長類のチンパンジーやボノボなど、私たちの進化の隣人である動物にも見られるようです。「でも、それを〝自発的〟にするかどうか。そこが人間とチンパンジー・ボノボの大きな違いです」と、霊長類を研究する山本真也さんは語ります。

  • at だんだん代表理事 近藤 博子さん

    居場所作りを通して気付くこと

    一般社団法人ともしび

    at だんだん代表理事 近藤 博子さん

    利他的な行動には、さまざまな困難が付いて回ることもあるようです。全国1万か所以上に増えた「こども食堂」の生みの親とも言われる近藤博子さんに、活動を続ける中で芽生めばえてきた思いについて、うかがいました。

  • 名取 芳彦さん

    他者は、自分を作る大切なピース

    僧侶

    名取 芳彦さん

    なとり ほうげん

    「利他」と「利己」は正反対なようで、じつは表裏一体。自分と他人を分かつものとは……。数々のベストセラーを生み出した名取芳彦さんは「仏教ではすでにその整理は付いています」と語ります。

  • 高齢ドライバー問題の誤解と真実(上)

    伊藤 安海

    高齢ドライバーによる交通事故が報道される度に、世間では「高齢者の運転は危険だ」という印象が強まっています。しかし、実際の統計や事故の背景を丁寧に見ていくと、そのイメージとは異なる現実が見えてきます。交通事故の実態や原因、そして求められている対策について、伊藤安海さんに2回にわたってお話をうかがいます。

  • AI(人工知能)の天下

    林 望

    なにもかもAIにやらせようという方向に世界が動けばどうなっていくのか。教育現場の例をとりあげながら、著者が持論を語ります。

  • 20代のうちから学びたいメンタルコントロール②

    今回は、メンタルについて知ることが、行動し、挑戦を続けるためには必要だということを語っていただきます。

  • しあわせなおやつ時間

    パッピンス

    小林 まさみ

    今回は、口の中がひんやり涼しくなる夏のおやつ、韓国風のかき氷です。

  • 夏野菜のうなぎちらし

    島本 美由紀

    夏のスタミナ食材“うなぎ”をお寿司にアレンジ。かば焼きはレンジで温め、ふんわりさせます。香りのよい生野菜とうなぎのコクが相まって食感に変化も!

  • 夏場の「メイク崩れ」対策法

    新里 沙智子

    化粧崩れを最小限にとどめるための対策をお話しします。

  • キックボクサー

    松永 隆さん

    キックボクシングは、キックとパンチで相手をこうげきするスポーツです。どちらかがたおれ、レフリーが10カウントを数える間に立てないと、たおしたほうの勝ちになります。
    アマチュアとプロがあり、プロになると試合に出場してお金をかせぐことができます。プロになるにはアマチュア大会で優勝する、所属ジムの会長の許可を得るなどの方法があります。

  • 自分らしく、颯爽と10代をかけていく!

    自分の「キャラ」が何だかしっくりこない……

    内田 和俊

    「○○キャラ」って言うけど、キャラって一体何なのだろう?
    最近ちょっと自分のキャラに違和感がある。キャラって周りの人が決めるものなの?それとも自分で決めるものなのかな?

  • 食の魅力を世界に発信「ガストロノミーツーリズム」

    ガストロノミーツーリズム研究所代表 杉山 尚美さん

    ガストロノミーツーリズムとは、ただ美味おいしいものを食べるだけでなく、その土地ならではの歴史や文化に触れることを楽しむ観光の形です。
    こうした志向の旅行者が世界的に増えている昨今、日本も国を挙げてガストロノミーツーリズムを推進しています。

  • 上手な人生のしまい方

    鎌田 實

    著者が立ち会ってきた、自分らしく人生を終えた人たちの生き方を例に、上手な人生のしまい方を語っていただきます。

  • A Song for You

    「希望のわだち」――サザンオールスターズ

    スージー鈴木

    ササンオールスターズの代表曲の一つについて語っていただきます。

  • 撮れる! スマホでえ写真

    写真家 西山 輝彦さん

    「いいな!」と思ったら、いつでもどこでもパッと撮影できるスマホカメラ。せっかくなら、みんなに見せたくなる、すてきな写真を撮りたいですね。イマイチだった写真がたちまち映え写真に変わる簡単テクニックを、写真家の西山輝彦さんにうかがいました。

  • 共働き家庭のストレス解消

    ももせ いづみ

    共働きの毎日は、身体だけでなく頭もフル回転。だからこそ意識したいのが「脳の休養」。日々のこまめなストレス解消が、心と頭の余白を作ってくれます。
    家族でも、一人でできるリフレッシュのアイデアを考えておきましょう。

  • タンゴでつなぐ心と体(上)

    中川健一郎さん

    中川健一郎さんはアルゼンチンタンゴの文化に魅了され、その普及を志す中で出合ったのが「タンゴセラピー」でした。音楽、歩行、ふれあいを基盤とするこの療法は、高齢者福祉の現場において、身体機能の維持だけでなく、精神的な安定にも寄与きよしています。

  • 体と心が整うストレッチ

    お尻をほぐして力を付ける

    整形外科医 中村 格子さん

    今回は、お尻をほぐして力を付けるストレッチを紹介します。

  • これからの「リーダーの役割」

    【孤独は成長つう

    孤独を感じた時の乗り越え方

    伊庭 正康

    今月は、孤独を学びに帰る、多くのリーダーが実践している乗り越え方を紹介しましょう。

  • ときには読書を

    『「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る大人のための地学の教室』(ダイヤモンド社)

    著:鎌田浩毅

    作家・書評家 印南 敦史

    今回、地学で「自信と火山の国」に暮らす私たちに有用なことがらを解説している著書です。

  • ようこそ、名画の物語へ

    「眠るボヘミエンヌ」アンリ・ルソー

    中岡 一貴

    好みの世界を自己流で描いて美術史上の巨匠となった人の作品を紹介します。

  • 幼児期に高まる「感情の制御」

    佐久間 路子

    他者との関係の中で、感情を制御する力が高まっていく幼児期の特徴について、著者が語ります。

  • 所作しょさ」を上手に使って、女性らしい美しさを

    髙田 将代

    綺麗な所作はつくるもの。磨くことで、どなたでも美しくなれるのです。

  • 久右衛門きゅうえもんばあ様「七人の侍」

    ジャガモンド斉藤

    今回は、野武士に家族を皆殺しにされてしまい、たった一人で静かに暮らす村人にスポットを当てます。

  • 特別企画

    自分を好きになろう!

    創価大学大学院教職研究科教授 相樂直子先生

    中高生の代表的な悩みに劣等感と無力感があります。自分に自信が持てず、自分嫌いになってしまうのはどうしてなのでしょう。どうすれば自分を好きになれるのでしょうか。保健室の養護教諭として、またスクールカウンセラーとして中高生と向き合ってきた相樂直子先生に聞きました。